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こてちゃい都々逸どいどい(どどいつDodoitsu 愛Love Song 笑ってSmile 君Happy)

-君に捧げし都都逸一句。振り向く笑顔を夢見猫-

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「しんない心いきどゝいつ」字余り早口 瓦版のはやり唄, 三田村鳶魚, 1926年 どどいつ 都々逸

目次「新内心いきとゞ一」P.270-275

 文政の清元入り - 字餘りの早口

瓦版のはやり唄, 三田村鳶魚, 春陽堂, 1926(大正15), P.270-275, 近代デジタルライブラリー


瓦版の流行唄

「しんない心いきどゝいつ」



▲女こゝろのわしやひとすじに。
しん内いだ八
  すいたがいんぐわ、つかのまも、そばはなるゝがいや、まして、
 〽 どうまあ、かへして、やりやりよふか。

▲けさはかへつて、またきなんせと。
しん内あはしま
いふたは二人りが、いつまでも、あいとふしたいこゝろゆへ。
〽 といふて、わたしをのせるきか、

▲かほではらたて、こゝろでないて。
しん内明からす
 あんまりむごい、なさけなや、こよいはなれて、こなさんの。
〽 またあふしあんがあるかいな、

▲おまへがしんでも、てらへはやらぬ。
しん内小さん
 なかしやんせ/\、そのなくなみだは、ふか川へながれて、小さんがくんでのみや
〽 わたしや、こにして、さけでのむ。

▲なにをくよ/\、さけでものみな。
しん内明からす
 どふなるものぞ、ながらへて、わがなきあとで、一ぺんのゑかうをたのむ、さらばやと。
〽 いふをとりつき、しのびなき。

▲ほんにおもへば、おまへとわたしや。 
しん内つな五郎
 いふはいまさら、すぎしあき、はつの一座の、つれのうち、おまへのなりふり、あいさつが。
〽 すいたがふたりの身のつまり。




▲おまへをおもふて、くりことながら。
しん内らん長
 おやにそひねのゆめにさへ、見もしりもせぬ人なかへ、うられて、くるわのうきつとめ、
〽 たよりにおもふは、ぬしばかり。

▲どふしたふかいあくゑんじややら。
しん内明からす
 そなたもともにと、いゝたいが、いとしそなたをてにかけて。
〽 どふして、わかれていかりやうか。

▲あふた初會(しよくわい)にすいたが、いんぐわ。
しん内つな五郎
 のぼりつめたる二かいのはしご、おやにさかろふ、この身のうへ。
〽 みんなそなたが、あるゆへに。

▲せけんかねたるわたしがくろう。
しん内らん長
 おまへのそうしたかんしやくは、いつものくせとはいゝながら。
〽 すこしは、めをかけて、くださんせ。

▲おまへをあんじて神さまへ、しほだち茶だち、
しん内あわしま
 わづか四月か五ツ月に、きつうやつれさんしたのう。
〽 わづらふても、くだんすなア。

▲はりもいきじも、みなくみわけて。
しん内いだ八
 おとこの身でさへ、いゝにくいに、こうしたつとめの、そのなかで。
〽 みんなそなたのくめんづく。


小寺玉晁(をでらぎよくてう)の説に從へば文政に清元入りのよしこのが唄はれた、是が文句入りの最初であつて、常盤津富本義太夫(ときはづとみもとぎだいふ)長唄甚句まで採入れられたが、數(かず)から云へば清元入が一番多かつた、それから一時のことではあつたが字餘り(じあまり)文句を早口につめていふ事が流行したといふ、此の早口のことは既に云つたが、玉晁の説では其の時期が天保らしく考へさせる、更に安政二年版のどヽいつ別世界を見るとヤンレエが採用されて居る、元治(ぐわんぢ)になつては詩入(しいり)どゞいつもある、概してよしこの都々逸の世界は各種の聲曲が雑居するのに便利であつた、それが交雑させる機會をも興へた、此の交雑から合成されたと見るべきものが歌澤であらう、歌澤は聲の舞踊と云はれもしたが、渠(あ)の特徴は其の他に此の交雑を算(かぞ)へなければなるまい、我等は高尚優美といふこと、其の高いのは何に比較して高いのか、其の優れて居るのは何に對して優れたのか、それは世俗を向ふに見て云つたものだ。民衆の趣味趣向に照準していつたものヽやうに思はれる、其の證據(しようこ)として歌澤が適當なものだと思ふ。民衆化と高尚優美とは同行することが甚だ尠い。
(以上 P.270-275 引用)


■目次では、「新内心いきとゞ一」となっておりますが、文中見出しでは、「しんない心いきどゝいつ」となっております。


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